説明
<案 内>
「そなたが座る足元に、八大地獄の業の火が、エンエンとして燃え上がる。 驚きたたぬそなたより、驚きたてるこの弥陀は、血潮にそまり紅の、紅の身の砕くるも、立ちづめ呼びづめ招きづめ、 こいよこいよ出てこいよ……」と歌われる『大悲の呼び声』や『信心数え歌』など、14編の詩や歌を収録。
<目 次>
1 大悲の呼び声
2 信心数え歌
3 馬の歌
4 ばかのんき
5 さんげ花づくし
6 後生なんぎの歌
7 鬼か大蛇か
8 念仏都々逸
9 六字名号数え歌
10 さんぎの歌
11 悪人の最期
12 鬼退治
13 言葉の末
14 雪を褥に石枕
(男性、高知県) –
「大悲の呼び声「信心数え歌」「馬の歌」「ばかのんき 」「さんげ花づくし 」 「後生なんんぎの機 」「鬼か大蛇か 」etc。
詩歌の形をとっていますが、どの詩歌も、とても有難い「御法話」「御説法」だと思います。
これ等の歌を歌うたびに、また聴くたびに、無仏無法の私も、お念仏させていただかずにおれなくなります。
南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。
ここでも、以前話題になってた「信は荘厳より起こる」って慣用句(?)を思い出しますね。 御念仏も御和讃も元々、「音曲」を伴っていますよね。
南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。
(40代、女性、京都府) –
たぶん私の生まれる前に詠まれた詩だとは思いますが何だかいきいきしています。
信がとれたら何もない/ないほど安気なことはない
/参る落ちるに世話いらず/地獄や浄土に用事なく
(「鬼か蛇か」より)
思わずにんまり。