説明
<案 内>
今年4月の西光義敞先生の十七回忌法要の記念に、西光義敞先生が『華光誌』巻頭言に著されたすべてを年代順に収録された小冊子が刊行されました。
昭和30年10月号(30歳)から、平成16年1月号(同年3月19日・78歳でご往生)のご往生の直前までの合計26篇です。
短い文言の中で、社会情勢に鋭く目を向けながら、信心や聴聞、そして相続に関するとても厳しい指摘には、先生の深い問題意識が滲み出ています。
見開き(2ページ)に1篇が収納されており、読みやすい構成となっております。また、タイトルの『閉目開目』は『観無量寿経』のお言葉で、この言葉に込められた深いお心がございます(あとがきをご一読ください)。なお本文中の色紙は、華光会館に保存されているもので、その文字からも先生のお人柄が偲ばれます。
ご精読をお勧めいたします。
<目 次>
『閉目開目』
1.聴聞の危機
2.自分が見たままを
3.新しき課題
4.浄と穢土
5.何を聞いたのか
6.読みの深さ
7.死して成れ
8.告白のマンネリズム
9.一大事ということ
10.深求と求道
11.おかどちがい
12.報恩
13.恐るべきは「家庭の平和」
14.廃仏毀釈は生きている
15.同行意識の欠けた同行
16.平和憲法を体読しよう
17.浄土真宗の法座
18.濃縮不安
19.泥のなかみ
20.生かされて生きる
21.「聞く」むずかしさ
22.老病死か生老病死か
23.こころ豊かな世界へいたる道
24.いのちの問題
25.宗教・神・信仰
26.人間の情理にかなった教え
あとがき
西光義敞の略歴とおもな編著書
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