説明
<案 内>
華光誌の巻頭を飾った珠玉の69編〔第1集=第13巻(S29年)~第33巻(S49年)〕を収録した、巻頭言集の第一弾。聞法や求道の確かな指針となる内容を、読み易い長さ(一編が千字以内)にまとめ、どこからでも読み進められる。多種多様な切り口は、個性的でありながら、全編に一貫した真実が流れている。
<目 次>
はじめに・・・・・・増井悟朗
1 仏道を求める衆生 増井悟朗
2 宿善を殺す 増井悟朗
3 聴聞の危機 西光義敞
4 驚きを立てよ 吾勝常晃
5 人間精神の改造と転換 増井悟朗
6 自分が見たままを 西光義敞
7 新しき課題 西光義敞
8 浄と穢 西光義敞
9 求道の急所 増井悟朗
10 何を聞いたのか 西光義敞
11 読みの深さ 西光義敞
12 台風の被害に寄せて 辻虎次郎
13 現代の仏教徒の悩み 増井悟朗
14 宿善 池永文雄
15 死して成れ 西光義敞
16 聞の立場 増井悟朗
17 映画「親鸞」に思う 増井悟朗
18 すべてを法座へ 吾勝常晃
19 狂人になれ 増井悟朗
20 告白のマンネリズム 西光義敞
21 一大事ということ 西光義敞
22 探求と求道 西光義敞
23 人づくり 池永文雄
24 おかどちがい 西光義敞
25 心のやわらかさ 増井悟朗
26 環境革命と自己革命 吾勝常晃
27 報恩 西光義敞
28 よき人に遇う 増井悟朗
29 若人の活発な発言 吾勝常晃
30 カラから出よう 堀田 昭
31 友人となれ 梅山常昭
32 暗黒の人生 池永文雄
33 現代に生きる 増井武士
34 秋に偲ぶ 梅山常昭
35 心の財産 長谷川晴保
36 恐るべきは「家庭の平和」西光義敞
37 自然へのあこがれ 明山良文
38 真の自由 井上 進
39 世界一の幸せ者 堀田 昭
40 むかんしん 梅山常昭
41 心の地下室 増井武士
42 廃仏毀釈は生きている 西光義敞
43 猿まねを切る 吾勝常晃
44 慣れ 堀田 昭
45 法縁の糸 吾勝常晃
46 同行意識の欠けた同行 西光義敞
47 羽ばたけ旅人よ 梅山常昭
48 よき師 増井悟朗
49 逆境 増井武士
50 平和憲法を体読しよう 西光義敞
51 言論・出版の自由 池永文雄
52 公害に思う 梅山常昭
53 求道の原点 池永文雄
54 覚悟はよいか 由上正道
55 浄土真宗の法座 西光義敞
56 濃縮不安 西光義敞
57 差し引きの人生 木村哲雄
58 シュヴァイツァーの悲劇 池永文雄
59 切る 木村哲雄
60 日暮れて道遠し 増井悟朗
61 泥のなかみ 西光義敞
62 料理の味 木村哲雄
63 証の喪失 金山文雄
64 「小選挙区制」批判 池永文雄
65 敬老の日に思う 由上正道
66 仏法は誰のもの 木村哲雄
67 仏の土下座 木村哲雄
68 心を微細に持て 増井悟朗
69 くるま社会 池永文雄
(男性、高知県) –
この本に収められている悟朗先生の表題作他、諸先生方の、過去『華光』誌を飾った諸先生方の「巻頭言」の数々は、タイトルの通り、いつもいつも、小さな小さな「私の御味わい」「私の領解(というほどのものではないですが)」に執着し、常に、私を照らしてくださっている活きた阿弥陀様の広大無辺の御心を「聞けない、聞こうとしない私」の心肝(急所)にピンポイントで、クリティカルヒットします。
まさに、「信心の沙汰」の為の必読書だと思います。
南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。
(男性、千葉県) –
私を知らぬ先生が書かれた文章で有るにもかかわらず、私のことが書かれていると感じられ、心をあらわにしてくれる。時間をおいて、読み返してみると、以前は何も感じなかったところで「あれって」気づかされる。
全く、不思議な69編です。
(40代 男性、京都府) –
巻頭言とは短い文章に要点を詰め込んだ宝箱。それが集まっているのだから珠玉といえよう。時間の空いたときにパッと開いたページを見るだけでいい。さすがに時事ネタは時代を感じるが、それゆえに普遍的なものの重厚さが際立つ。